夕鵙日記
短歌のblogです。
プロフィール

藪内亮輔

Author:藪内亮輔
短歌をやっていますが詩もすきです。結社「塔」編集委員、京大短歌、歌誌「率」所属。

近作→「歌壇」11月号「天と嘘」12首/角川「短歌」10月号「霊喰ヒM」50首/「文藝春秋」6月号「あまりにも美しい夕焼けが来たときのために」5首/「率」3号「藪内亮輔展~凡才でごめんなさい~」29首

評論近作→「率」3号「短歌にとって瞬間とは何か」/「現代詩手帖」9月号「岡井隆への手紙」/角川「短歌」5月号「斎藤茂吉論」

メール、ご依頼→yabusnake31(あっとまーく)gmail.com



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短歌日記1
2012.10.02

「塔」の年間回顧座談会、で兵庫の芦屋まで行つて来た。意外と京都からでも近い。

睡眠も食事もせずに此処に来てしやべりつつ食ふチョコの一かけ



2012.10.01

三時からのゼミで四時間しやべり尽くした後に、Tさんに角川賞用の写真を撮つてもらつた。何気なく撮つた最初の一枚がもつとも良いかんじ。

そしてまたパスタとピザを食べにゆく月夜のとても内輪な儀式



2012.09.24

すごい夕焼け。すごい、といふ言葉。

言葉は意味の柩?それなら担いでさ、行かうよ小さき花こぼしつつ



2012.09.22

何もしなかつた一日。テレビで中国の事などが報じられている。

戦争を知らぬ人らがいかりをり(怖れだろそこは)のどぼとけ紅き



2012.09.21

神楽岡歌会。角川祝いもこめての飲み会を一時過ぎまで、(当然)帰れないのでカラオケで朝まで歌ふ。京都駅で朝ラーメンを食べて帰宅。

瞬間にこそ幸福は宿らむか梅干しの香のやうな月光



2012.09.19

京大短歌の歌会。終了後は将月へ。何故かYさんに車で自宅近くまで送つてもらつた。

星しづか川のしづかそれなのに心が超高速でうごいて



2012.09.18

無計画性。偶然性に、心理の深層に、世界に身をゆだねること。(昼食を摂りにでかけたら、雨が降つて来た、適当にコンビニを探して傘を買つた。そこで京大短歌十八号における致命的なミスが降つて来た、それを脳で考へながら昼食を摂り、帰つた。)

傘買ひて出ればゆるまる雨だからもうすこしだけあかるく降つて



2012.09.17

「君がむきになって僕を否定するところから考えると、」紳士は笑った。「君はまだ確かに僕を信じてるに相違ないな。」 「ちっとも信じちゃいない! 百分の一も信じちゃいない!」 「でも、千分の一くらいは信じてるんだ。薬も少量ですむやつが一番強いものだからね。 ―カラマ(ドストエフスキーBot)

ドストエフスキーも橋下もきらひ、そんな僕が汲む一杯の粗茶



2012.09.16

本のなかには、どんな季節だつてある。「春の雨こすれるように降りつづくほのあかるさへ息をかけたり」(内山晶太『窓、その他』)

数学の予習に過ぎし一日をふとよくみれば秋の立つ風



2012.09.15

朝から塔の編集会議、塔の歌会、塔の飲み会。ビールサーバーをこぼしまくる。

妥協する事も大事と言はれたり(其れも然う)雨にくらき空見つ



2012.09.14

犬の散歩に出るが、急に雨。

雨は降ることをわすれて降つてゐる手紙を書いて夜は眠つた


*ふらんす堂HPの「小島ゆかりの短歌日記」をリスペクトしている私が急にはじめる突発企画です。
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雑感 大阪学生短歌シンポ他
どうも、また更新に間が空いてしまいました。
ひどい雷雨が続きますね。昨日の夜もすごい雷雨だったのでタクシーで帰ったのですが、視界が悪かったせいか運転手さんがガードレール?的なところに車を嵌めてしまい、豪雨のなか車を後ろから押すという初体験をしてしまいました。いや、私はちょっとおもしろかったからいいんですが、あれは修理にかなりかかりそうで申し訳なくなりました…。


先週は大阪で「大阪学生短歌シンポジウム」なるものに参加してきました。今回は「茂吉の魅力をさぐる」というテーマで、大辻さんによる茂吉の字余りについての講演、大阪府立大の村田右富実さんから研究者っぽい発表(笑)、大辻さん黒瀬さん高木さんらによるディスカッションが前半でした。ちょっとパネラーの人数が多すぎたので、感想会みたいになってました。


後半は東野登美子歌集『豊かに生きよ』批評会。無難にほめてーみたいな日和った批評が多かったんですが、途中で黒瀬さんがちゃんと駄目な所を駄目ときっぱり云っておられて、風穴が空いたようで。

「アリさんはセミのおなかを食べるんや」と園児はりんごのやうな頬して
眼を病みしつがひのアヒル棲みてゐし池は密かに水を抜かれぬ   『豊かに生きよ』


私の意見としてはやっぱり前半がよくて、すなおさのある歌集だなと思います。まあすなおな歌人は上手い人から瑞々しい人まで幾らでもいるんですが、この人の場合はそれが鋭さに繋がっているような感じがしますね。病んでいる、障害のあるものへとそそがれる視線が核となって。


私はどちらかといえば懇親会の方がおもしろい話が聞けました。例えば村田さんから韻律のことについて、岡井さんの母音論でi音は鋭いから四句目に少ない云々ってのがあるけれど、その「鋭い」ってこと自体を理論的になんとかしたいと。そういう話を聞きました。大辻さん黒瀬さんとも久しぶりに飲むことができて、他にもいくつか書くべきことがあった筈なのですが、酒の場のことなので忘れてしまいました…不覚…。


明日から三日間、早稲田短歌・本郷短歌会との合同合宿です。(だから今更新しているのです。)なんか上回生の参加がだめだめで殆どが下級生という、かなしみの合宿になりそうです。というか知り合いが少ない。でもそれは多分いいことで、さっぱりしたな、とも思います。顔見知りの先輩がいないのが逆に新鮮で、それはきっと望むべきものなんですね。K林くんが紅さんについてレポートしてくれるということで楽しみにしています。前年は私が吉川さんを(概括的に)やったので、結果的にはそれを引き継いだかたちですね。


どうでもいいですが、昼ごろに塚本全集をパラパラ読んでいて副題の「超絶技巧練習曲」が何故かツボって3分くらい笑ってました。






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